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UK先生
Akeyは小5〜小6までお世話になりました。
UK先生ほど担任児童の父兄から人気が無かった先生も珍しい。この原因は父兄面談での先生の発言に起因していたようだ。面談後、自宅までの帰り道。母はAkeyに憤慨しながらこう言った。

「ご立派なお母さんやて!年上の人間つかまえてなんちゅーこと言うんやろね。」

前後の話の内容にも因るのだろうが、よっぽど気分を害したらしいことは子供心にもはっきりしていた。その後判明したことであるが、ある友人の母親は「お利口なお母さん」と言われたらしい。

これを聞いた母は、「ご立派の方がちょっとましやろか?」などと言っていたが当時のAkeyにはその差は解らなかった。というか今でも甲乙つけがたいように思える。

UK先生は特にスポーツマンでも無く、熱血漢でもなかったが生徒の自主性を重んじる方であったように思う。いつもハイライトを喫われていたことは憶えている。

たしか、給食の時間にはTVを点けてよいことにしてくれたのもこの先生が始めてだったように思う。

話は変わるが、この頃にはもうスカートめくりには興味を覚えなくなっており平凡な日常に少し嫌気がさしていた。何気無い興味だったが、ある日先生が理科実験室に喫いかけのシケモク(まだあまり短くなっていない喫いかけのタバコの火を落としておいてある物))を灰皿に残したまま、その部屋の掃除に突入した時である。

Akeyの心に悪魔の囁き。「このタバコなら、もう捨てるんだから跡は残らないよーん。」。

ガスバーナー点火用のマッチを一擦り、

シケモクを加え口の中に煙を吸引。

口内に広がるなんともいえない味!

当時、肺まで吸引するという喫い方などは知らなかったので、とりあえず口の中に煙だけ溜めたものだから、何の喜びも得られないまま、初体験は敢え無く敗退となってしまったのである。
UK先生、
ゴメンナサイ!