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N先生
Akeyは中2でお世話になりました。
N先生は体育の先生。陸上部の顧問。

なんとAkeyは中1から陸上部に入っていたのだ。N先生は「鬼のN」という通称がまかり通るくらいのスパルタ先生である。

このおかげで上町中学陸上部から中学生中距離400mの日本記録を残した小山先輩を輩出できたのである。

N先生の特徴は言葉の最後が「〜だで」で終わることである。これは一説によると和歌山県の方言であるという人もいたが、その真偽は定かではない。

体育の先生は常日頃からジャージに身を包んでいるのが通説である。確かに毎時間着替えるのも面倒だと思うので、それはそれで良いのだが、N先生はほとんどジャージで出勤されていたように思う。

また、その他の先生と違い、大部屋の職員室ではなく、通常は体育館の一室を改造した、いや最初から設計に盛り込んであったかのような、体育準備室に机を置かれていた。

一度こんなことがあった。

運動場の端にある便所に、ジャージ姿の同級生が集まっているので、どうしたのかとその中を覗き込み、「またNにどやされとんのとちがうかー?」と軽い冗談のつもりで発した言葉を、N先生が閉ざされた大便用便所の扉の後ろで聞いていらっしゃたのである。

Akeyは前述の体育準備室に連行され、先生の手厚いもてなし(往復ビンタの跡、頭を手づかみで壁に3度ぶつけられた。)を受けた。先生の気持ちは良くわかる。自分で言うのも何だが、その頃Akeyはすべての学科に置いて高得点をマークしており、自分の顧問である陸上部の部員だったので、先生としては自慢の生徒だったのが、思いっきり信頼を裏切られた気持ちになられたのであろうと推察される。

先生の名前の呼び捨てくらいどの生徒でもやるのに、そんなに怒らなくても...と思ったが、先生の真っ赤な顔を目の当たりにして何もいえなかったAkeyだった。

ほんの茶目っ気ですよ!悪気は無かったんですホント!
みんなやってるっしょ!
N先生、
お世話になりました!